

大祓式
昨日29日(水)は無事に大祓式を斎行させて頂きました。 ご存知の方も多いかもしれませんが、大祓式とは年越大祓とも言われ、一年のうちに知らず知らずに溜まってしまった罪穢れを祓い清める神事です。 罪穢れとは何も犯罪だとか悪さ、悪戯だけとは限りません。 思わず口にした良くない言葉、汚い言葉だとか、心に思うだけでも穢れは溜まってしまいます。 穢れの語源は「気枯れ」即ち活力が枯れてしまう事です。 悪い言葉は言霊として自分に返ってきてしまいます。 悪しき思いは時として良い氣までもを消耗してしまいます。 氣が枯れてしまえば悪しきものが心の中に入り込みやすくなってしまいます。 知らず知らずに溜まってしまった罪穢れを祓うのが大祓です。 本日は皆様の更なるご多幸と町内の安全、新型コロナウイルスの沈静化を祈念して、ご参列の皆様にもご一緒に大祓詞を奏上して頂きました。初めて大祓詞を目にした方には呪文の様な、早口言葉の様な文章に思われたかもしれませんが、中臣祓とも言われる大祓詞は、古くは平安時代から6月の夏越の祓、12月の年越の大祓にて奏上されており、その他の多くの祓詞の


秋葉祭
先日の16日(木)には無事に秋葉祭が斎行されました。 秋葉祭とは火具都智神(かぐつちのかみ)を御祭神として祀った秋葉社のお祀りで、静岡県浜松市の秋葉神社の御分霊です。 白山神社の主祭神の一柱でもある伊邪那美命(いざなぎのみこと)が最後にお産みになりましたのが火具都智神で、火産神(ほむすび)とも呼ばれ、火についてのすべてを司る神様です。 火災予防、火難消除のなど火の禍を防ぐご神徳がございます。 特に冬の時期は乾燥しやすく、昔から火災など火に依る災いが多くあったことから、この味美地区でも秋葉信仰が厚かった様です。 煮炊きや暖をとるなど、普段の生活には欠かすことの出来ない「火」ではありますが、一歩間違えれば火傷や火災などの禍(わざわい)ともなってしまいます。 「良い」も「悪い」も、同じ物を扱うにしても、それを扱う者次第で結果は大きく変わってしまうことがあります。普段から気を抜くことなく、細心の注意を払いながらも火の有り難さを感じる必要があるでしょう。 特に年末は慌ただしくなることもあるので、気を引き締めて良い新年を迎えたいものですね。 また、今週末25


注連縄
本日は木枯らしが吹くなか、新年準備の一環として注連縄作りが行われました。 雨も心配されましたが、神社総代及びOB、有志の皆様にお手伝いを頂いて無事に完成いたしました。 注連縄は清浄な場所を示す結界でもあります。今後、新しい注連縄に取り換えて、新年を無事に迎えたいと思います。 月次祭の後には、御神礼御守入魂祭並びに御神礼頒布始奉告祭も斎行されました。これは新年に向けて新しい御神礼や御守・熊手や破魔矢の縁起物等に大神様のお力を籠めて頂き、氏子の皆様に頒布を開始する事を告げる神事です。 本年も感染症予防対策の一環として、初詣の混雑緩和の為にも、出来れば新年の御神礼御守はお早めにご用意頂く事をお願い申し上げます。各氏子地域の町内会を通じても事前にお配りを致しておりますので、そちらでお求め戴いても結構です。 また、来る12月4日(土)には味美ネットワークの主催により、親子しめ縄づくり体験が開催されます。 実際に神社で作る注連縄と同じ藁で作って頂くことが出来ます。まだ僅かではありますがお申込みを受け付けている様ですので、ご希望の方は下記を参照のうえでお申込み