弁天祭
本日、5月5日子供の日は厳島社において弁天祭が斎行されました。
厳島社は安芸の宮島で知られる厳島神社の御分霊であり、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)をお祀りしております。市杵島比売命は弁天様(弁財天)とも呼ばれて七福神の一人にも加えられ親しまれており、とても美しく清らかな神様である事から、特に女性から多く崇められていますが、子供の守り神でもあります。
また、午前中は朝宮公園脇の木津用水改修記念碑にて、記念式典が執り行われました。
新木津用水は明治の頃に黒川治愿(くろかわはるよし)氏らの努力によって建設が進められ、黒川氏は北区黒川の由来ともなった方で、この用水路の完成により、かつては不毛の地とも言われた味美に多くの潤いを導くこととなり、味美の発展に寄与しました。
しかしながら、近年では田畑も少なくなり、農業用水の必要性も薄れては来ていますが、反面、ゲリラ豪雨、大型台風などによって引き起こされる大雨・洪水も、この用水路があることによって被害が抑えられてもおります。当初とは目的が変わってはおりますが、この味美にとっては重要な用水路である事には変わりないのでしょう。
